カテゴリ:未分類( 7 )

理想の母親像

フィンランド人は日本人よりも家族間の結びつきが強いように思います。
お母さんが成人を過ぎた子供、それも息子に毎日あるい週に数回電話をかけるのは普通のこと。
最初は慣れていないのもあってびっくりしたけど、今は家族を大事にしてるんだなって思っています。

彼のお母さんは、彼を含めた3人の男の子の母親。
私の尊敬する人で、ああなりたいといつも思っています。

彼のお母さんは、世間体やまわりの基準で子供をジャッジしない。
子供が本当に幸せならそれでいいという考えを持ってる。
例えば彼の兄Aは建築家としてヘルシンキの建築オフィスで働いているのだけど、それについて
「Aはずっと働いてばかりの人生で本当にいいのかしら。少しくらい海外で暮らしたりしたらいいのに。働いてばかりじゃなくて、新しい場所で気分転換したり、何か他に熱中できるものを見つけた方がいいわ。」
と言ったり、
絵を描くことが好きだけど工業大学に通っている彼に
「今は絵を描いていないの?昔はあんなに好きだったのに。今からでも絵の学校に行ってみたら?そうでなくても、また時間を見つけて描いたらいいのに。」
と言ったり。

普通だったら、就職して一人前に働くことが親の望むことなんじゃないかと思うし、それが子供にとっての幸福だと信じているんじゃないかと思う。
でも彼女はそんなことよりも、子供が何をしたいのかということを一番に尊重している。
そして、子供の長所を見つけていつも褒めてあげている。
「あんたはここがこうだからダメなのよ。」なんて絶対に言わない。

そして、子供たちが学校で作った工作や絵が全部取ってあって、いまだに家にディスプレイしてある。
彼の兄弟が芸術的才能に恵まれてるというのもあるけど、でもなかなかあることじゃないと思う。(そしてこれらはなかなか味があっていい作品ばかりなのです)

日本では「褒めること=甘やかすこと」というふうにとらえられているんじゃないかと思う。
でも彼のお母さんはなんでもかんでも褒めるんじゃなくて、褒められた本人も「ちゃんと見てくれていたんだ」と嬉しくなるようなことを褒めてくれる。

例えば私の家族がフィンランドに来た時、私が両方の家族の間に入ってずっと通訳していました。
フィンランドでの滞在が終わり、家族が帰った時、今までの感想よりも何よりも一番最初にお母さんが言ってくれた言葉がこれ。

「みんながそれぞれ楽しんでいる中、ずっと通訳してくれてありがとう。あなたがとても上手に通訳してくれたってJ(お母さんの親友)にも話したのよ。あなたののおかげで会話がスムーズに成り立ってとても助かったわ。あなたがいてくれて本当に良かった。」

私は両方の言語ができる自分が通訳するのは当たり前と思っていたし、みんなもそれが自然だと思っていると思ったので、通訳したことに対して特に何も考えていなかったのだけど、こうやってお母さんに感謝されてみて、ちゃんと自分のしたことを見てくれて、評価してくれる人がいるんだと思ってすごく嬉しかったのを覚えています。

人前で身内を褒めることはいいこと、日本みたいに身内を卑下したり、けなしたりしたくない。
例えそれが謙遜であっても、どうして必要以上に人を貶める必要があるのかな。

彼女は私の密かな理想の母親像。
いつかあんなふうになれるようにと、彼女からいつも沢山のことを学んでいます。
[PR]

by nyyti | 2012-12-30 04:31

6月の花嫁

少し時間は遡りますが6月の夏至祭のときに彼のいとこの結婚式に行ってきました。
いとこくんの職業は牧師さん。
なので式も今時めずらしく厳格なカトリック式でもちろんノンアルコール(彼のお兄さんはこれのせいで出席しなかった;)
私もキリスト教徒ではないし、長いお説教とかが続いたらいやだな~、とりあえずフィンランドの結婚式は経験したことないし面白そうだから行ってみようと、人の結婚式なのに失礼なことを思っていたのですが・・(彼のお母さんも「まぁ確かに彼らはちょっと違う価値観の人たちだけど、彼らの式なんだし、彼らの価値観を尊重しましょう」と言ってた)

素敵な教会でした。
e0200659_14525819.jpg

e0200659_14533664.jpg


でもこれがとっっても素晴らしい式でした!!!
式場にはバイオリニストの生演奏があり、神父さんの歌や、みんなで合唱していた賛美歌がとても荘厳で神々しかったです。
私は無宗教ですが、音楽の力ですごく心を打たれました。

e0200659_14474991.jpg


そして最後のライスシャワー。
ドアのところで小さな男の子が麻の袋を持っていて、ゲストがそこから一握りのライス(といっても麦?のようなものでした)を貰って行きます。
最初わからなくて、彼に日本語で「あの袋になにがはいってるの?」と聞いたら


ごはん。

と言われました。まあ確かにそうだけど。。

ライスシャワーが初めてだったので、せっかくの新郎新婦に当てないように上手に投げなきゃ・・
と緊張していたのですが、
e0200659_14513964.jpg


みんな思いっきり2人めがけてぶつけてました。。

式の後は教会の隣にある建物でお食事。
その間もバイオリンとピアノとギターの生演奏があり、とても素敵でした。
彼らは式のために雇われた人ではなく、新婦さんの家族なんだって!

とても音楽的才能に恵まれた家族で、歌を披露する人もいました。
これがプロ並みにすごくて!!「結婚式の出し物」とは全く違いました。
特に新婦さんの姪っ子という10代の女の子が歌ったときは本当に鳥肌が立ちました。
CDがあったら絶対買いますってくらいすごかった。

みんなでフィンランドの学校で夏休みに入る前に歌われるという歌を歌いました。
これがとても素敵な歌で、私も大好きです。(キリスト教に関わる歌詞なので、学校で歌う、歌わないの論争が続いているそうですが・・)


そのほかにも新郎、新婦の友達からのメッセージ、出し物、テーブルを飾る花(普通に道端に生えてる草花と石のディスプレイだけど、売っている花束よりも綺麗でした)どれもみんな手作りで、愛にあふれていて、本当に本当に素敵で幸せな式でした。
本人たちだけじゃなくゲストもこんなに幸せな気分にできるってすごい。
いつまでもお幸せに・・。

ハッピーオーラに包まれて帰路に着きました。
[PR]

by nyyti | 2012-07-25 15:08

ほったらかしで・・


前回の更新の後、いよいよ夏本番となり、外は本当にいいお天気で家でブログを書くのももったいなく(笑)夏をエンジョイしていました。そしてそのあとは真っ暗で寒い冬に突入しやる気がおきなくて(笑)・・こんなに長い間放置してしまっていました。

と、つらつらと言い訳を書いてしましましたが最近興味と関心が別のほうにあって。このままここでブログを続けるのもどうかな、と・・。特に考えてるのが原発のこと。内部被ばくのこと。
食品による内部被ばくについて、あまりにもみんな無関心なように思います。家族にきいてみたところ全く気にしていなかったと言っていましたし。
日本に住んでいないからこそ客観的に見えることや情報もあると思うんです。そういったことも発信していけたらなと。

というか、原発推進派とか、原発反対する人が叩かれたり、なかなか声を大にして原発反対と言えない状況というのが全く理解できないんですが・・。???
テレビでは相変わらず延々とくだらない情報流して、そこで原発反対という有名人もなかなかいないんですね。それにはスポンサーや経済界の裏の事情があるんでしょうね。

でも、これだけ人的被害があって、未だに故郷に帰れない人がいるのに、なんで未だに原発推進て言ってるんでしょうか。まあ、経済的なことを考えたらもちろん原発は大事でしょうから。後のことはどうでもいいんでしょうね。そして原発反対派を叩く人たちもあとのことはどうでもよくって、今さえ自分さえよければなんでもいいんでしょうね。

あと瓦礫を全国にばらまこうとしているのも全く理解できません。全国にばらまかれた瓦礫で安全なところに住んでいた人たちも被ばくして、そこで育つ作物ももちろん被ばくするから、そこに住んでる人はそれ食べてまた被ばくして。
政府は日本を滅亡させたいんでしょうか。
そして食べて応援ってなに???本気で放射能で頭がおかしくなっちゃったのかと思いました。

なんだかこんな不条理なことが多すぎて、そしてみんなそれに無関心すぎるように思えて。今だけよければいいと思っているから?見て見ぬふりしてるだけ?

もうちょっといろいろ考えます・・。
[PR]

by nyyti | 2012-03-31 03:11

フィンランドのエコショップ

フィンランドにはオーガニック系の化粧品や日用雑貨、ドライフルーツや豆、ナッツなど(量り売りで買える)が買えるお店があります。
私たち夫婦はまとめて「エコショップ」と呼んでいます。
ここは結構マニアックなたくさんの種類の紅茶やコーヒーや輸入物のお菓子も揃うので訪れるたびにわくわく。
有名なチェーン店はRuohonjuuri, Punnitse ja saastaなど・・。

店内の様子。
e0200659_414510.jpg


ここでは容器を持ってくればシャンプーやリンス、食器洗剤などが詰め替えできます。
私たちはいつもここで詰め替えしてます。
動物実験していないヴィーガン仕様のものです。
e0200659_4152546.jpg


パッケージもかわいいシャンプーたち
e0200659_4161531.jpg



ちなみに、私と旦那さんはお肉を食べません。
最近では家ではほぼヴィーガンに近い食生活をしています。
でもたまに市販のアイスクリームを食べたり、クッキーを食べたり、御呼ばれした時は「あれもこれも食べれない」と言って呼んでくれたその人に負担をかけたくないので魚を食べたりします。
旦那さんは子供の時から魚釣りをしているのでたまに魚釣りをするし(めったに釣れないけど)
でもお店で売ってる養殖の魚は買いません。
洗剤やシャンプーは詰め替え、または包装が少ない石鹸を使う。
リサイクルできるものはリサイクル。

そんなかんじで、「できる限り、自分たちの心の負担にならないように」地球や動物にやさしい生活を心がけています。
[PR]

by nyyti | 2011-06-30 04:26

フィンランドの歯医者さん

実はここ数週間ほどずっと歯が痛くて苦しんでいました・・。
はやく歯医者さんに行けばいいのですがやっぱり異国の地の歯医者さんに行くとなると、怖くて怖くてずっと延ばし延ばしになっていたんです。
しかも前回日本の差医者さんに行ったときに「もしかしたら親知らずかも」と言われていたので余計に怖くて、ごまかしごまかし過ごしていました。
でもそのうちに痛くて食べるのが苦痛になるほどになってしまい、歯医者さんの緊急窓口へと電話をして行くことになったのです・・。

フィンランドには公共の歯医者と私立の歯医者さんがあるのですが今回は公共の歯医者さんに行きました。

緊急窓口はその日に電話をしないと予約が取れないらしく、予約がスタートした朝一番に旦那さんにコールしてもらい予約を取りました。

病院では最初に検診室に入り、どんな症状かをはっきりと伝えます。
そのあと治療室に呼ばれ、歯医者さんとご対面。
怖い先生だったらどうしよう・・と心配だったのですが気さくな年配の女性歯医者さんでちょっとほっとしました。
そしてレントゲンを撮ることになったのですが、なんとレントゲンは寝たまま撮ることが出来てびっくり。

その結果どうやら日本で治療した銀色の詰め物の下に虫歯が出来て、神経まで達したために痛みが発生したことが判明。
詰め物を取って虫歯を治療することに。
その際に麻酔をしたのですが、先生が「ごめんね~ここはちょっと痛いかも・・」と言って私のほっぺをナデナデしてくれながら麻酔の注射をしてくれました(笑)
でもとっても心強かったです。

麻酔がきくまでちょっとお話をしていたのですが先生はロシア人だとおっしゃっていました。
とっても流暢なフィンランド語だったので全然気が付きませんでした。

そのあと痛みを感じることなく無事治療も終わり、ものすごくほっとした気持ちで帰れたのでした・・。
とても良い先生に出会えてよかったです。
ああ、でもまた次の検診の予約を取らなければ・・。
[PR]

by nyyti | 2011-06-05 23:49

After the quake

ずいぶん更新が滞っていました。

実は更新していない間に一時帰国していて、今回の地震もそのときに日本で経験しました。
私の実家は震源から離れたところにあったので家族を含めて幸いなことに何事も起きずにすみました。
しかし毎日流れる悲惨なニュースを見て、目の前が真っ暗になりました。

地震発生から一カ月。まだ余震も続いているようだし、原発の恐ろしい恐怖もあります。
どうか一日も早く穏やかに暮らせるようになってほしい、そう思っていつも祈っています。

フィンランドでも日本のためにいろんな人が働きかけてくれました。
先日は日本のためのチャリティーコンサートがあり、行ってきました。
日本の曲も含めた素晴らしいコンサートでした。
何より会場に集まってくれた人がたくさんいたことがうれしかったです。

そのほかにも、旦那さんの友達が通っていたアートスクールの生徒が自分たちの作品を売って、日本のためにチャリティーオークションを開催してくれるそうです。

大学でも募金の働きかけがあったそうです。

私が通っているフィンランド語学校のみんな、先生も含めて本当に日本のことを心配してくれています。
学校の友達や先生は私が日本に帰国していたことを知っていたので、フィンランドに帰ってから初めて学校に行ったときに目に涙をためてハグをしてくれました。


どうか世界中のみんなが日本のためを思っていることを忘れないでください。


遠い国からのたくさんの人々の祈りがどうか届きますように・・・。
[PR]

by nyyti | 2011-04-15 23:39

ビッグイシューの表紙がムーミン

ビッグイシューとは、ホームレスの方が売ってらっしゃる雑誌です。
なかなか他の雑誌には書いていないような面白い記事がたくさんあって、日本にいたときはよく買っていました。(大学のときはレポートの参考資料にもなりました :p)

そのビッグイシューの表紙がムーミンらしいです。
しかもピンクでかわいい016.gif

e0200659_16515450.jpg



今はもう新しい号が販売されていうのですが、販売員の方はいつでもバックナンバーも常備していらっしゃるので、「ムーミンの号をください」というと売ってもらえると思います056.gif

気になる内容はなんと、ムーミンの作者、トーベヤンソンがレズビアンだったという話らしい。
全然知らなかったのでびっくりしました!
夫に聞いたら、関係はおおやけにしていないけれど、恋人と思われる人と2人で暮らしていたみたい。
トーベさんが生きていた時代はフィンランドではまだホモセクシュアルがタブー視されていたので、なかなか関係を公にすることはできなかったそう。

ますます読みたい!夫も「僕もその話あんまり良く知らないから読みたい!!誰かに送ってもらえないの~~?」と言ってます。

ああ・・。日本在住の方がうらやましい。。
[PR]

by nyyti | 2010-10-26 17:00